河地鉄工の事業内容OUR BUSINESS

OUR BUSINESS

世の中にないものを一から生み出す。

鉄工所の仕事というと、鉄製品を加工する職人の会社、というイメージが強いですが、
河地鉄工は、お客様より受注した製品を現場で施工し、設置、そして納入後のメンテナンスまでトータルで行っています。
お客様からの依頼は、ほとんどがオーダーメイドだから新しいことばかり。
社名に鉄工所と付きますが、事業内容は鉄製品を作るだけではありません。
地域を活性化するための新しいコミュニティの創造や、地域の魅力発信、
また、土地の有効活用にも力を入れています。

エンジニアリング事業ENGINEERING BUSINESS

ENGINEERING BUSINESS

Mグレード取得の確かな技術力と機動力。

河地鉄工は、国土交通省が認めるMグレード認定工場。これは、建築規模や使用鋼材の適用範囲に応じて区分される鉄骨製作工場認定制度で、まさに信頼の証となるものです。それに加え、安全対策を含めた良質な製品とサービス、納期までにきっちり仕上げる責任感、急な変更にもスピーディに対処する機動力を心掛け、メーカーのニーズに寄り添うサプライヤーとして産業を支えています。
専門分野やメインの取引先を決めず、環境エンジニアリングからインフラ整備、アルミ溶融炉やごみ焼却炉など、全国各地のあらゆるプラントや機器に携わり、人とのつながりを大切にしながら多くの実績を積み重ねてきました。嬉しいことに、ほとんどがリピートの仕事です。だから、河地鉄工には営業マンはひとりもいません。社員みなが自主性を持って現場の最前線で活躍できるよう務めています。

エンジニアリング事業 1
環境・自然エネルギー部門

エンジニアリングから
脱炭素・循環型社会の一翼を担う。

転機は2012年、東日本大震災の翌年にやってきました。古い仕事仲間からの依頼で、被災地のがれき処理の一端を担うことになったのです。がれきは一般廃棄物になるため各自治体のゴミ処理場で処理されるのですが、膨大な量もさることながら、がれきの中には石や土もあれば、鉄くずや燃える物もあり、選別に困難を極めていました。そこで、市町村ごとに選別プラントの設置を任されることになりました。
こうした環境エンジニアリングの仕事は、脱炭素・循環型社会への実現に向けた世界の時流も後押して急増し、河地鉄工もそれに追従しています。リサイクルプラントもその一つ。リサイクルと言っても、ガラスを新しい材料にするためのプラントや、缶や瓶やペットボトルの仕分けをするプラントなどさまざまです。また、バイオマス発電所建設工事をはじめ、太陽光発電設備や風力発電設備の設置工事、さらには、電力会社と組んで太陽光発電事業にも参入しています。

エンジニアリング事業 2
社会・生活インフラ部門

人々の快適な暮らしと、
地域の経済活動の活性化を支える。

例えば、道路などのトンネル工事で発生する土砂は、これまでダンプトラックで運搬されてしました。ところが、排気ガスによる環境悪化が問題となり、現在は環境にやさしく省スペースなベルトコンベヤーが重宝されています。河地鉄工でも、長いものでは3.5㎞にも及ぶベルトコンベヤーを手掛け、交通インフラを支えています。
そのほか水道・ガス関連設備、ごみ焼却施設などにも携わり、人々の社会活動や生活に欠かせないインフラも支えています。製造・施工からメンテナンスまで、ごみ焼却施設なら耐用年数は20~30年とされていますので、ひとつの製品に関わる期間は非常に長い。しかも、インフラ整備が必要なところは国内外に数多くあり、当社の果たす役割の重要性を日々痛感しています。この先も、より快適な暮らしを持続するために、おしみなく力を発揮していきます。

エンジニアリング事業 3
金属製品製作・加工部門

伝統技術と先進設備を駆使して
最適なものづくり環境を実現。

鋼材を切断して折り曲げ、溶接加工を施してタンクや機器をつくる。あるいは、建設現場で鉄骨工事や板金工事をして建物をつくる。昔ながらの鉄工所らしい仕事ももちろん行います。中でも、多くの製造メーカーで使われているアルミ溶融炉の炉体や炉体部品などは、もともと需要の高いものの一つですが、最近では海外生産から国内生産へとシフトし、低コストで量産するためのオートメーション化が急務になっています。河地鉄工では、24時間無人稼働できる工作機器を導入し生産性を上げるとともに、3D測定器による検査体制を整えるなどデジタル技術による効率化を図っています。
その一方、東京スカイツリーの高層塔体を吊り上げる際に必要なワイヤーの巻き取り機械をつくるなど唯一無二の仕事にも、持ち前の発想力や機動力で取り組んでいます。

地域活性化事業LOCAL ACTIVATION

LOCAL ACTIVATION

古き良きまちをフレッシュな視点で次世代へ。

愛知県境に位置する多治見市の南西部、河地鉄工創業の地にほど近い諏訪町は、隣接するの廿原町と三の倉町とをあわせ「三郷」の愛称で親しまれ、昔ながらの農村風景をとどめています。この地域資源を活用して地域活性化を図ろうと設立された「多治見三郷活性協議会」の後を継ぎ、地元企業の経営者たちと2018年に一般社団法人「フォーレサンノクラ」を立ち上げました。
フォーレはフランス語で「森」、サンノクラは「3つの蔵=宝物」を意味します。その名の通り「森の宝物」となる農業を中心に、収穫された農作物からつくる天然酵母パンの販売、農業体験や里山歩き、さくら祭りやもみじ祭りのイベントなどを企画しています。人と自然が共生する、かつてのコミュニティを若者たちのフレッシュな視点で再生し、未来へとつなげてていきたいと考えています。

地域特産物の開発とPR

地元の企業と共に地域の農産物や特産物を開発し、商品PR、販売に取り組んでいます。

地域観光の創造と運営

「諏訪農林」設立。地域の山林を整備し、自然を活かした観光施設の開発に取り組んでいます。

地域の特産物を使った飲食店の運営

天然酵母パンのお店「フォーレ」を設立。地域特産物や観光PRの一貫として運営しています。

不動産事業REAL ESTATE BUSINESS

REAL ESTATE BUSINESS

新たなチャレンジのためのリソースとして。

鉄工業にとって広い土地は利点です。土地が広ければ、鋼材の切断や溶接、塗装や仮組みまで1カ所で作業ができるため、工場を分散することによる輸送リスクや時間的なロスも軽減され、より大きなものの製造もしやすくなります。
河地鉄工は創業以来、少しずつ工場を広げ、事業規模を拡大してきました。そして2019年、1カ所に集約移転したことを機に、それまでの工場跡地を活用しようと不動産事業を立ち上げました。
今、社会ではEC・通販需要の高まりを受けて、物流業界の倉庫スペース不足が問題になっています。当社の賃貸事業が社会の問題解決に役立つとともに、弊社にとっても安定した収入が得られることで、健全な事業運営や新ビジネスにチャレンジするためのリソースとなるのです。